レボリューショナリー･ロード 燃え尽きるまで

高度成長期の1950年代、アメリカ。フランクとエイプリルは二人の子供を持つ平凡な夫婦。フランクは元陸軍兵で、いまはニューヨークの事務機会社ノックスの社員。エイプリルはかつて女優志願だった美しい女性。あるパーティの会場で知り合ったふたりは、人生が素晴らしいものになると信じて結婚した。しかし、そんな青春の夢も次第に色あせていった。フランクの誕生日、エイプリルはみんなでパリに移住したいと言う。フランクはパリに駐在したことがあり、その街に魅了されていた。その思いをかつて妻に語ったことがあり、彼女も、また、パリを夢の街と考えるようになっていたのだ。憧れのパリで失われた二人の夢が取り戻せることを信じていた。いよいよ、家も売りに出され、パリ行きの日が近づいていた。そんな時、妻が衝撃の告白をする。彼女は3人目の子供を身ごもっていたのだ。それを知って移住の決意がゆれ始めるフランク。出発を強行したいと考えるエイプリル。